その瞳に映るモノ
□第三話
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銀八、金時、銀時によるバトルが土方の必死の説得で終わった翌日…
「トシ〜、薬持ってきたよ。」
更に熱が上がってしまった土方を看病していたのは銀八だった。
「飲める?」
銀八は土方の体を支えながら優しい声で問う。
しかしその顔はニヤニヤと…仮にも聖職者とは思えないほどニヤついていて…
なにしろ、熱の所為で無防備かつ、色っぽくなっている土方を看病出来るのだ。
しかも普段はいろんな邪魔者たちに邪魔され、触れることすらままならないというのに、今は看病という名目で思う存分土方に触れられる…
こんなおいしいことはそうそうあるもんじゃない。
そして、何故彼がこんなおいしいことをできるのかというと、それはやはり銀八のジャンケンの強さ故だった。
実は土方の必死の説得の後、終結したかに思われた銀八VS金時VS銀時のバトルだったが、この後誰が土方の看病をするか…そのことについて再びバトルが行われたのだ。
バトルといっても、いい加減土方がキレそうだったので銀八の提案によりジャンケンとなった。
そして結果はもちろん銀八の一人勝ち。
「銀八さんってホントにジャンケン強いですよね…俺銀八さんが負けるとこ見たことない…」
「金時と銀時相手なら負けねーよ?」
「何ですか?」
あまりにも自信あり気にそう言う銀八を見て土方はキョトンとする。
しかし、次に銀八が言ったジャンケン必勝方は何とも単純なモノだった。
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