鬼道中編「僕が君の手を」
以上で終了となります!
如何でしたでしょうか。

小説を書くにあたり、矛盾した心情を一人称で書くのって相当難しいことだと思ってます。だって矛盾するしw
ただ、それって漫画だと簡単だったりするんですよね。
真っ黒な背景に一文だけあったり、吹き出しがあったり。
そういう多角的な心情描写をしたいなーと思って、ずっとやってみたかったのがこの中編で使用した()の多用と色換えでもって多様にみせる書き方です。
どうでしょう。多角的になってたでしょうか。個人的には大変満足です。

多角的だけに、よっぽど私と相性のいいキャラじゃないと書けない書き方でした。鬼道さん流石です鬼道さん。
しかも五話構成は私最大の地雷なので、完結させられたということは鬼道さんとは本当に相性が良かったようです。


内容に関しましては、まぁなんか重ために書いてありますがただの「お前ら焦れったいんだよ早くくっつけ!」でしたw
書いていて非常に楽しかったのはやはり三話ですね。
円堂さんにズバッと言ってもらって、非常に爽快でした…w
モノローグの文を起こしているとき、全く浮かんでこなくて「ふぐぐぐ」ってなってたわけですが、ふと鬼道さんの声である文が降ってきて。
それを皮切りに手が止まらなくなるくらい降ってきました。
当初は二人の過去とか書く予定なかったんですけど、その言葉がなんで鬼道さんから出てきたか探ったらあんな感じに浮かんできたので。

「守ってあげるだなんて偉そうに、どの口が。」

非常にお気に入りであると同時に、この中編における鬼道さんの後悔全てが出た言葉だと思います。

書きながら心動かされるなんて感覚が久しぶりすぎて、鬼道さんにはお礼の言葉しか出ません。
ほんっと…鬼道さんやりよる…

鬼道さん一人称の多角文がゆえ、ヒロインの心情がほっとんどわからない構成になってしまいましたがそこは皆様に補って欲しいところ。
「こう思ってたよ!」「傷ついたよばかぁ!」などなど…鬼道さんにぶつけたい思いを持っていただけたら幸いです。


長くなりましたが、書き始めた当初思っていたよりずっと思い入れのある作品になりました。
これからの鬼道さんの活躍の傍らに、彼女の影を願って…なんてな!w


11.09.06.

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