х短篇:小説х

□彼の特別任務
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ここは木の葉の里

本日もいつものように任務を受けに五代目火影:綱手の元へ行く途中だと思われるガイ班の姿があった







「今日はどんな熱い任務があるんでしょう!楽しみですね!テンテン!!」



「え!?そこで私に話を振るの?そうね‥‥どんな任務でも与えられたものならこなすだけよ。熱いとか関係無いと思うケド‥ね、ネジ。」


「確かに‥‥テンテンの言う通りだ。暴走はするなよ、リー。」



「何を言っているんです!それが困難で大変なものを乗り越えたときのあの光悦感‥!!素晴らしき仲間達との友情の物語!!最高です!!」



「「‥‥‥。」」





熱く語るリーを冷静な目で見るネジとテンテン



周りの目も気にせずに何処か遠いところを見ているリーに恥ずかしさを覚え、歩くスピードを早める二人







「さぁ!僕達の熱き友情の物語を造りましょう!!ネジ!テンテーン!!」





訳の分からないことを叫びながらリーより少し前を歩く二人に向かい猛スピードでこちらに向かってくるリーを見て思わず目を見開き固まるネジとテンテン





そんな二人をよそにネジとリーに挟まれるように二人の間に居たテンテンに抱きつこうと手を広げて襲ってくる(??)リー







「なッ!?ぇ‥ちょっ‥‥!
ッキャ──ッ!!!」



「ッ!!─柔拳!」





テンテンの悲鳴に我に返りテンテンを庇うように背に隠しリーに柔拳を見舞う





「Σへばァベほッ!!!」





奇声を発しながら吹っ飛ばされ転がりながら近くの壁に激突しピクピクと痙攣しているリーにこめかみを押さえながら溜息を吐くネジ





「─ッぁ‥‥ぁぅ‥!」





テンテンはその場に座り込み口をパクパクと動かしている





「まったく;‥‥テンテン、大丈夫か?」


「ッん‥う、ん‥‥何とか‥;」





座り込んだままネジを見上げ、途切れ途切れに返事を返すテンテン


立っているネジに対しテンテンは座り込んでいる状態なので必然的にテンテンは上目使いになる


それを見たネジは






「──‥そうか、立てるか?」



微かに頬を染めテンテンに手を差し伸べる





「うん。ありがと‥」





ネジの手を掴み立ち上がろうとするが







「ぁ‥;」


「どうした??」


「‥腰‥‥抜けちゃった‥みたい;」



「‥‥‥。」







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