х短篇:小説х

□素直になれない
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此処、木の葉の里

本日も忙しそうに自分達に与えられた任務をこなす忍達がいた


その中のガイ班もいつもの待ち合わせ場所から依頼受付所へ行く途中だった







「ふ…、あふ。」





特に急ぐ様子もなく緩慢とした足取りで道を歩いていたガイ班の紅一点であるテンテンが両手で口を抑え欠伸をした






「テンテン、寝不足ですか?」



「珍しいな。」





眠たげに瞼を擦る彼女を見てリーとネジが言葉を掛ける







「ん―…忍具の手入れしてたら、つい夢中になっちゃってね。」





そんな二人に対し苦笑混じりに口を開き答える彼女は軽く目尻を擦る







「ハハハ!忍具の手入れもいいが、自分の体調にも気を配れよ!!」





ガイもテンテンに声を掛ける





「はーい。気を付けま…ふ、くしゅっ!」






テンテンがそれに答えながら最後に嚔を一つ






「「……テンテン…。」」





リーとガイの声がハモり、ネジは一人溜息を吐いた







「……、…。」





そのようなやり取りをしながら受付所に着いた

ドアを軽く3回叩きガラガラと音をたてて戸を開け中に入る







「失礼します。お早ようございま──…!?」





テンテン達が軽い挨拶を口にしながら、中に入ると何かもめている様子







「……何だろ?」


「さぁな。」





ネジとテンテンが顔を見合わせ話していれば一早くその場にダッシュしていく二人の担当上忍





「む!?トラブルか!?それなら俺が解決してやろう!!」


「素晴らしいです!ガイ先生!!」







それと共に同班のリーまでもがそれに続きその中に入っていってしまった





「あ!ちょっと二人共!」


「……俺達も行くぞ。」


「…うん。」






ネジとテンテンの二人も仕方なしにその中へ入っていった





その中では…







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