小説
□09話 体育祭
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学園祭三日目。
今日は外でのイベントの為、クロ達四匹の居場所を探していた。
「由稀、どうする？」
「う〜ん。各自で持っとくのも良いけど、競技があるし・・・。」
「その時だけ他の人に持っててもらうとかは？」
「それしかないね。」
だいとの検討の末、一旦意を決し、紙袋を持った。
その中にはだいが入っている。
「由稀、クロは？」
紙袋からだいが聞いてくる。
「まだ里奈の所だよ。里奈たちとは敵だから、クロには中々会えないかも。」
「敵？みんな仲間だよ？」
「あ、うん。でも、今日は少し違うんだ。」
「？」
だいの様子を見て思い浮かび上がり、由稀菜は忍び笑いをする。
教室を出て、進んでいるうちに悠や千晴と合流した。
それぞれにグラウンドを目指した。
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