小説
□07話 学園祭
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3組に着くと、殆どのメンバーが揃っていた。
授業が始まるまでまだ20分はあるというのに・・・。
「はよ〜!!」
「「「おはよ!」」」
挨拶を交わす、由稀菜と里奈と奈都美と乃莉香。
早速輪の中へと入る由稀菜。
それぞれ、紙袋や手提げ鞄を持つ。
だい、クロ、アリス、みつの四匹は他の生徒に見つからないように少しだけ顔を覗かせる。
「だいを一緒に連れて行こうかと思ってるんだけど、みんなはどうするの?」
揃ってぬいぐるみ達を見る。
どうやら同じ事を考えていたみたいだ。
「私達も連れて行ってあげよ?」
「まぁ、最初からそのつもりでコレに入れてきたしね。」
「うん。」
三人の意見は、一致。
簡単に解決した。
「じゃあ、また後で体育館でね?」
「「「うん!」」」
「それじゃあ、私は教室に帰るね!!」
三人に手を振り、由稀菜は自分のクラスへと帰っていった。
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