番外編

□王子と愉快な仲間達
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明希の身に異変がおきて一ヶ月。
長い間おきている所為か、明希はいくらか慣れてしまっていた。
だが、疑問に思っていることには変わりない。

「ハァ。」

キッチンから溜息が聞こえてくる。
溜息をついたのは、勿論明希。
悠は苦笑いを浮かべて明希を見る。

「・・・そろそろやめてあげれば良いのに。」

ボソッと悠が呟く。
その声が聞こえていたのか、明希はジッと悠を見た。

「何か知ってるのか?」
「べ、別に・・・。」

目を逸らす悠。
その様子を見て、怪しいと感じる。

「料理長?」
「・・・む、村に行ったら何か分かる・・・かも。」

ボソボソと呟くように悠は言う。
明希は“村”という言葉を聞き、変装して村に出る事にした。
キッチンから明希が出て行き、悠は心の中で色々な人物の顔を思い浮かべて謝った。





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