小説

□04話 新しい仲間は同士様
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飛ぶように時間が過ぎ、昼休みとなった。
由稀菜は三階の女子トイレへ。
そこには既にクロがいた。

「おっせぇ!」
「ごめん!授業が長引いちゃって・・・。」

ダッシュで来た由稀菜に舌打ちをするクロ。

「だいは?」
「危ねぇから上にいさせてる。」
「へぇ・・・。」

にやりと笑う由稀菜。
そんな由稀菜の手にはハンカチで包まれた何か。

「はいこれ、だいのお弁当と里菜から預かってきたクロのお弁当。」
「お〜。」
「放課後また来るから、その時はだいも一緒にいてね?」
「へぇへぇ。」
「じゃ、私は戻るね?ラブラブタイムを邪魔しちゃ悪いしvv」
「おいっ!」

真っ赤になるクロ。

「フフッ。じゃあ後でね?!」

そう言って由稀菜は立ち去った。
教室に戻ると、他の仲間たちは先に食べてた。
時間が少なく、由稀菜がお弁当を流し込むように食べたのはここだけの話。





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