novel
□メイド イン アルタミラ(?)
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メイド服… なんて
リーガルから貰ったからって、大事にとっておくんじゃ無かったって思う
ゼロスに無理矢理着せられ、しかもだ…その元凶に組敷かれてるだなんて
慣れないスカートがスースーするし、まとわりついて変な感じだ。
「考え事してる余裕が有るのか?」
「あっ」
不意に内股を撫でられ声をあげた
ゼロスとスルのは嫌いじゃない、寧ろ久しぶりの宿だったから期待していたのかも知れない
だけど望んでいたのは、こんなかたちじゃ無かった
身体をひねって抵抗するも虚しく、あっさり押さえ付けられ弱い部分を的確に攻めてくる
ならされた体は、徐々に快楽の波に呑まれていくのが悔しい
そんな俺の事など気にも止めず、ゼロスの指が器用に、複雑なボタンを外していく
全ては脱がせないで、隙間からシャツ越しにに肌に触れてくる感覚が、まだるっこしい
「…ゼロス…」
「はいよ?」
中途半端に脱がされた服が苦しくて、どうにかして欲しくて名前を呼ぶが、わかっていながらコイツは敢えて気づかないフリをし続ける…俺がハッキリ言うまで…
何てヤツだ…いまだに自分から誘うような事を言うのは躊躇われて俺は顔を背けた
その態度が気に入らなかったらしく、ゼロスは俺の顎を掴みキスをして
「つれないねぇ」
そう言うと唇の隙間を割って、ゼロスは舌を侵入させてくる
ヌルリとした感触の舌が口内を動き回り、弱い上顎を掠めながら、何とか逃れようと縮こまった舌を、いとも簡単に絡め捕られた。
「っあ」
オマケとばかりに吸い上げられ、あげく甘噛みされ俺は不本意ながら息があがってしまう
「ん…っはぁ……」
「ロイド…ちゃんと見てろよ?」
ゼロスは言うなり俺の身体を折り曲げ、足を開く
スカートが視界を遮って、俺からは良く見えないが、コイツが何をしようとしているかは、旅を一緒にしてきて嫌なほど理解している
「ゼロス止めろ!」
何とか阻止しようと暴れてみても、力の入らない俺では勝敗は一目瞭然だ…
「止めて辛いのはロイド君でしょうよ?」
せめて脱がしてからと懇願するも
「それじゃ、折角ロイド君にメイド服を着て貰った意味が半減するでしょーよ?」
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