novel

□ぬくもり
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指を絡めて手を繋ぐ

出会った頃には、俺様より小さくて、頼りなさげであったのに、今では同じ大きさになっている。
詰まり其が、2年の月日を物語っていた。しかし今でも変わらないそのぬくもりに、俺様はホッとする
俺様を受け入れてくれた存在が、確かに今この手の中に在るのだ

繋いでいた手を放して、赤い服に隠された白い素肌に直接触れると、面白い位ビクッと反応する

もう何度も身体を重ねているというのに、慣れない初々しさに、知らず俺様も興奮する

「ゼロス…」

名前を呼ばれれば、甘い痺れが指先から流れて
ロイドの無い胸を撫で、飾りを強く摘まむ

「あっ……」

息をつめ耐えるロイドの瞼にキスをし、

「いい?」

今更だし、答えなんてわかっているけど敢えて聞いてみる
予想通りに、耳まで赤くなったロイドはやっぱり可愛い
19才の男に向かって、可愛いと言ったらきっともっと赤くなって怒るだろうから、口には出さないけどな

「…嫌なら、もう殴ってるよ…」
そう言って、ロイドは躊躇いながらも俺様の首に腕を回した




加減せずに口内を貪り、息があがったロイドを俯せにして膝を立たせる

自然と恥ずかしい場所をさらけ出す格好にされ、ロイドは枕に顔を埋めた

その様子にクスリと笑うと、俺様は双丘を割り秘所を擽る

久しぶりだから、ゆっくり馴染ませねぇとな

「やっゼロス?!」

硬い指では無く、ヌルリとした感触にロイドが俺様を振り向く

「大丈夫だから、力抜いてな」

俺様は、そう言って髪をすき、ロイドを宥めて、行為を開始した

固く閉ざされた蕾を舌でノックして、親指で少し入口を押し広げ、舌を尖らせ突き入れる

「……っ……」

指と違ってまだるっこしい刺激に、ロイドが息を詰めるのが分かる

「あっ…くう」

唾液を塗り付け、蕾を柔らかくしていく
暫くすると触ってもいないのに、ロイドの分身は反り返りしとどに涙を流し出した

ま…こんなもんかな?

「ああっ」

散々になぶって、かなり柔らかくなってきた所で指にチェンジすると、耐えきれずロイドが高い声で啼いた

期待を裏切らないで、知り尽くしたロイドの弱い部分を的確に突く

「あっ…ああ」

絶え間無くロイドから甘い吐息が零れ、俺様を追い詰めて行く

「ゼロっス…も…いいから」



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