【cool,boy】No.1
□『希望の光…』
2ページ/17ページ
トワイライト事務所
「おはようございま〜す。」
事務所に玲と速水が入って来る。
「あ…光さん。速水さん 社長が社長室でお待ちです。」
事務員の女性に言われる。
「はい…ありがとうございます。」
玲と速水は社長室に向かう。
ーー社長室ーー
コン コン …
「失礼します…。」
部屋に入ると、雅樹がにこやかにふたりを迎え入れた。
「おはようございます…社長。」
「おはよう…雅樹。」
「おはよう…ふたり共…まあ…かけなさい。」
「はい…」
ご機嫌な雅樹に面くらいながらも、玲と速水はソファに腰かける。
「…今年の秋…10月頃を目指して 光の歌手デビューが正式に決定したよ。」
「えっ…本当に?」
「…ああ…で…光的にはどんな路線でいきたいと思う?」
「え?」
雅樹の言葉に、玲と速水は雅樹の顔を見る。
「…君(玲)にはいつも気苦労ばかりかけているから…君の好きなかたちでデビューさせたいと思ってな…ま…あんまり奇抜なのは受け入れられないがね…」
「…雅樹…ありがとう…」
玲は嬉しそうに言う。