【cool,boy】No.1


□『…イベントで…』
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「光さん では こちらで待機してて下さい。名前を呼ばれたら会場に出て下さい…」

「はい…!」

スタッフに会場の袖に案内される。…先に岡崎真利亜がいるのに気がついた。


「……」

(…挨拶…しなきゃ…)

「…岡崎さん…おはようございます…」

「え…おはようございますー…あっ、光君♪」

振り返った真利亜は、光と気づき喜びの表情となる。


「今日はよろしくね。」

「…うん」

(…相変わらず…可愛いいなぁ…)

真利亜はいつものとおりかわいらしいワンピースを着ていた。


性格はともかく上辺だけなら見事…と言える。

「……ねぇ…光君。」

「何…?」

「未…相模原…さんから何か言ってきた?」

「相模原さん?…いや…別に…何も言って来ないけど…でも何故?」

「ううん…何でもないの…気にしないでね。」

「?」

ちよっと 真利亜の言動を不思議がる玲だったが、やがて音楽が流れはじめて イベントが始まろうとしていた。


〜♪

「あ…始まるね。」

「…だね。」

(わ…初めてのイベント…ドキドキする…)

期待と不安が入り交じって、心地よい緊張が走り出す。


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