【cool,boy】No.1
□『ライバル登場!』
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某スタジオ
「光…ここはフアッション雑誌の撮影がある…」
「…光の本家の仕事…」
「そうだな…」
2人は玄関を入り、光専用の控え室へと向かう。
「速水さん!」
「純…」
満面の笑顔で、かなりの美少年が走って来た。
逆に速水の顔が曇る。
「あ…光。久し振り…って(クス)ああ…記憶なくして判らないんだっけ…?」
「…はい」
(…なんか今…小馬鹿にした笑いしなかった?)
「…元トワイライト事務所所属だった『阿川純』だよ…今はルノアール事務所に移籍してるけどね〜」
「…どうも…はじめまして…光です。」
一応玲は挨拶した。
「ふ…ふはは…光〜本当に記憶ないんだぁ…ウケる。」
純はおかしそうに笑い転げている。
「…おかしいけどさ…光。…記憶ないからってドジって僕にメーワクかけないでよね。」
「!」
(…なっ)
「純!!」
「まったく…光と2人撮影なんて…前の光なら少しはマシかもしんないのに…今の光じゃ素人じゃない?…僕に負担かかるのは必然じゃん…面倒だよ素人のフォローなんてさ…」
「………」
(な…なにこの男…)
玲は、純の失礼な言い方に頭にきた…
「…純…そんな言い方…」
相変わらずの純に呆れ果て 言いようのない速水。