少年部屋

□色の無い夢
1ページ/6ページ


「…あっ、か…ぅんんっ」






忙しなく、眉根を詰めた様に寄せては…。





喘ぐ間に、俺の名を。
切なく、か細く裏返る声で…呼ぶの。






それだけで…上がる。
それだけで、全てが満たされていって。体の中をナニかが支配してくんだけど…あぁ。










…あぁ、また満たされてしまっただから。










…きっと。今日も俺は『アノ』夢を見るに





…違い、ないのだ。

















『色の無い夢』













次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ