あべみはべ
□伝えたい。もう一度。
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三橋はドキドキ。としていた。
「お、おねが、いっ、します…っ」
「三橋くん、ね。仮免受かって、…外出るのは初めてだな？」
「は、い…っ」
「んな緊張しなくて大丈夫だよ。仮免一発で受かったんだろ？」
「な、なんとか…」
「自信持てよ。仮免落ちるヤツもいるんだからさ。ほら、まずこれ付けて。」
手渡された物はプレート。
「か、りめんきょ、練習中…」
三橋は少しだけ、『仮免許』という単語を誇らしく思い、高揚感からプレートの文字を小さく呟いた。
「前後に挟むとこあっから、付けな。そしたら車体チェックして、すぐ出発すんぞ。いっぱい練習したいだろ？」
「は い！」