オス受け長編創作
□未来を望む声7
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未来を望む声7
その後オスカーとカティスは長老の屋敷へ戻った。
互いに違うベッドで横になっていた。
「………」
オスカーは、薬を持って帰って来てからあまりカティスと目を合わせていない。
残念ながらカティスには理由が分からなかった。
「…そっち行っていいか?」
「ああ、いいぞ、寧ろ大歓迎なんだけどな」
意外にもオスカーからの誘いを受けた。
オスカーはカティスの隣で横になる。
「たまに、自分が情けなくなるぜ」
「一体、どうしたって言うんだ?」
カティスはオスカーの嫉妬の理由を知らない。
何がどうしたのか、さっぱり分からないのだ。