オス受け長編創作

□Winter Dream 5
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Winter Dream 5





オスカーとスカール王子が出て行った部屋でカティスとセバスチャンが2人取り残された。
何か話題を持とうとカティスはセバスチャンに問いかける。

「そうだ、王様はどうしたんだ? 大切な時期だというのに…」
「そ、それが…王様は今病に臥せておりまして…」
「なんだって!? それは大変じゃないか、大丈夫なのか?」
「専属医がおります故、我々は祈ることしか出来ませんですぞ…」

あまりしてはいけない話題に触れてしまったようだ。
知らなかったとはいえ、話題の選択ミスと言ったところだろうか。

「しかしっ!王子がしっかりと勤めを果たせばきっと王様も良くなるはずですぞ…!」

根拠のない観測ではあるが、それを信じたい気持ちも良く分かった。
そう、とにかく明日のパーティを成功で終わらせる為に王子は頑張ると決意したのだ、大丈夫、きっと、うまくいく。
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