詰め合わせ
□好き嫌い
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「冬獅郎、お昼行こう♪」
お腹が空いたと感じた時、ちょうど声をかけられる。
声がする方へ目を向けると扉から、橙色の髪が見えニコニコ笑いこちらを覗いて見ていた。
「あぁ、もうそんな時間になるか」
「そっ!早く行かないと席なくなるよ」
ニコニコ笑う一護に答えを返すと、急げと急かしてくる。そんな二人の声とはとは別の声が聞こえる。
「あら、珍しいわね〜お弁当じゃないの?」
「あ、乱菊さん。こんにちわ〜えっと、弁当ね作れなかったんだ…」
乱菊の質問に、ちょっとシュンッとし一護は答える。
「ちょっとね、朝寝坊しちゃって…ハハハ…」
「そう、大丈夫?」
「…………」
何故か顔を赤くし、腰辺りを擦りながら理由を答える一護。
乱菊は察しがついたのか、一護に視線を向けず労りの言葉を発しながら、冬獅郎へと視線を送る。
その冬獅郎は無言だった。
「本当、席なくなるから行こう?乱菊さんは?」
「あっ、一緒に行くわ」
そうして三人は、食堂へと足を向けた。
――――
「俺は日替りかな〜冬獅郎何にする?」
「俺は、うどんで」
「あっ、一護あたしざる蕎麦ね〜」
それぞれ注文をし、食事を受け取り空いてる席へと向かう。
「「「いただきます」」」
三人で食事を始めた時、恋次とルキア二人も合流し食べる事になった。
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