詰め合わせ
□虫歯 のち キス
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一護は、尸魂界に定期報告に来ていた。早々と終わらせ、目指すは恋人の元…
「こんにちわ〜」
「いらっしゃい、一護」
慣れた感じの足取りで着いた先には、馴染んだ挨拶。それを終え、中へと進んで行く。
「冬獅郎、こんにちわ」
「あぁ、報告は終わったのか?」
「うんv」
先程の、乱菊との挨拶より数倍…恋人へ向ける顔で挨拶を交わす。
素っ気ない感じの返事のようだが、冬獅郎もまた一護にしか見せない顔をしていた。
「(あぁ〜ラブラブねι)一護おやつ用意してるわよ」
「本当!?」
一護を、引き寄せたいので『おやつ』を使って呼び寄せた。
案の定、一護は喜びこちらへ向かってきた。
「今日は何!?」
「チョコレートよv」
「マジで〜!!乱菊サン、ありがとう♪大好き〜」
「?!?!?!」
冬獅郎が反応した。自分以外の者への『大好き』の言葉に…無意識に一護の口から出たであろうが、許せない…
そんな冬獅郎を余所に、乱菊は気付いていながら無視をし、一護と一緒におやつを食べ始める。
「今日のチョコは、こっちで人気急上昇の物なのよ」
「いただきまーすv」
乱菊の説明も、右から左へ…大好きなチョコを至福の顔を浮かべ頬張る。
「「(癒される…)」」
その顔を見、十番隊の隊長、副隊長共に癒されていた…が、事件は起こった…
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