Straw Berry
□クラスの女子
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人の恋人を、邪な目で見るんじゃねぇ〜!!
【クラスの女子】
今日は、月に一度の女子との合同体育の日。
と言っても、同じ場所でやるにはやるんだけど、結局は女子と男子に別れて行われる。
現に、体育館の中心には場所を別ける為のネットが張られていた。
『キャーッ〜』
『わっ、変な所にいった』
「楽しそうだよな〜」
「本当…」
今日の授業は、バレーボールだった。
女子は、パス練したり円陣を組んで楽しんでいる。
男子は、体育教員が忘れ物をしたとかで、取りに戻っている。体育館と職員室は以外と遠い。
だから、皆サボッていた。
「っていうかさ、このクラスの女子って可愛い子や、美人多くね?」
「おっ、それ思った〜」
クラスメイトが言った。それに反応した他の奴らも、群がり女子の方を見ていた。
「…アホかι」
「………」
「…ハハハハι」
恋次は、群れをなすクラスメイトをバカにした感じで呟き、冬獅郎は無関心に、イヅルは苦笑いしか出なかった。
「先ず、雛森さんだな!!」
「そうそう!!小柄で、下から見つめられたら、守ってあげたい!!って感じするよな」
「「わかるわかる」」
一人一人、クラスの女子の名前を挙げ語っていく。
「あいつの本性知らないからな…」
「おっかねっ」
「…ハハハハι」
冬獅郎、恋次、イヅルはよく一緒に居て性格も分かっていて、クラスメイト達の目にどう見えているのか分かり、感想を述べるもイヅルはまたしても、苦笑いだけだった…
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