Straw Berry

□ネクタイ
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「って、乱菊さん…いつもと…」

「変わらないじゃないっすか…」


俺と恋次は、乱菊さんの格好を指摘する。

そう、生活指導の日というのに乱菊はボタンを2コ?3コも開け、胸が見えそうだ…ついでに、指定リボンもなかった…


「えぇっ…だってぇ〜閉まらないんだもん〜」

「でも、生活指導…」

「気にしない気にしない!!…んっ?!」



俺らが指摘しても、気にしない様子の乱菊さん…ハァ…どうしたものだ…



「…ひゃわぁぁぁぁぁっ」

「う〜んvこの、スカートとニーソの間!!絶対領域!!何とも言えないわぁ〜vV」

「乱菊さんっ///」



いきなり、乱菊さんは足を触ってきた!!それも、スカートが捲れそうな程の所まで…


「…松本…」


―ピキーンッ


冬獅郎の一言で、辺りはどれ位の温度が下がっただろう…

怒鳴る冬獅郎より、静の冬獅郎はもっとヤバイ……



「あっ、はっ…あっ、あたしリボン買ってきまぁ〜す」

「ふぅ〜、ありがとう冬獅郎」

「…いや」

「あっ!!」


冬獅郎の一言で乱菊さんのセクハラは終わったが、俺はある事に気付く。


「冬獅郎ネクタイは?」

「あぁ〜時間なかったから付けてない…鞄には入ってるが…」



そう言う冬獅郎は、ほらっとネクタイを取り出し見せてくれる。




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