Novel-Guilty 2

□大切な貴方の為に
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「本当だ…懐かしいと言えば懐かしいですね」

「……………」

常識として考えれば、私とソルの影武者だとしか思えない。しかし、それにしてはあまりにも似過ぎている。ソルはあまり変わらないものの、私の数年後の姿だと考えれば納得できる、もう一人の私。おかしい、どう考えたっておかしい。未来の私とソル?有り得るのだろうか、そんな事が。

「坊や、迷ってたって無駄だぜ?コイツらは間違いなく俺達だ。信じられねぇっつーんなら質問でもしてみな」

うるさい黙れ。お前なんかに言われなくとも、やらなくては始まらない。半信半疑のこのもやもや感は煩わしいだけだ。

「…地下資料室のコード及びパスワードは?」

これは私とクリフ様しか知らない筈だ。

「コードは07vpgg#xxd。パスワードは12の倍数から5の倍数を引き3の倍数を掛けて最後にその数からその半分を引いた数なら、なんでも。但し5と7は含まれない」

「………私の両親の死んだ日は?」

「『今現在この時』から2年前の6月21日。前日はお隣のパーキー夫妻の結婚式だったかな?」

「……………」


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