Novel-Guilty 2

□眼を開けたら
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「貴方が行くなら私も一緒に台所に行く」

「……………」

「貴方が行かないなら私が一人で行く」

「……………」

「貴方が行くなと言うのなら、行かない。但し貴方も此処にいる」

「……………」

「……返事は?」

首を傾げるという幼くも見える動作で尋ねる。

「…喉渇いたんだろ」

「はい」

呆れ声。

「連れてってやるよ」















「…っ…ソル…ゃ…」

「やじゃねぇ…薬飲まなきゃ治れねぇだろ…」

無理矢理薬を飲ませようとするソルに、カイは手足をばたつかせて抵抗する。此処まで子供の様な態度を見せるカイも珍しい。それを楽しみながらソルは、面倒臭そうな顔をしてカイの手首をベットに縫い付け、そのままの体勢で口付けた。

「……ん…んぅっ…」

カイが制止を呼び掛ける様にソルの背中の服を掴む。しかし薬を飲み込ませない内から離れてやるつもりは毛頭ない。ソルはカイの頭を押さえ付けながら、錠剤を乗せた舌をカイの口内に押し込んだ。苦味が広がる。


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