Novel-Guilty 1
□シンデレラ…かよ。
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さて思春期まっさかさま、…じゃなくてまっさかりなシンデレラはふとした事で叫びやすいのですがそこは放置しておき、結局叫びながらも床掃除をするソルシンデレラに、継母が容赦無く次の仕事を言い渡します。
「さてと。ウチとブリジットはちょっと用事があるから出掛けてくるネ。んでウチ達が帰ってくる前にシンデレラ、今日の舞踏会のドレスを作っておくヨロシ!」
「ああそれなら昨日から作ってるぜ、幾ら何でも今日一日じゃ足りねぇからな」
以外にソルシンデレラ、働き者です。てかどうして今初めて継母の口から舞踏会と聞いたのに昨日からドレスを作り始めているのかは突っ込まないでおきましょう。
「じゃあ行ってくるアルヨーッ!」
「行ってきますね〜」
そうして継母と姉は爆蹴とキックスタートマイハートで家を出ました。凄い移動の仕方です。
「…あー…でも面倒臭ぇなぁ…」
ソルシンデレラ、継母達がいなくなった途端にこれです。やはり思春期のシンデレラはドレスが気になって作る気になれないようです。
「だから思春期って言うなぁぁあああっ!!面倒臭ぇっつってんのが聞こえねぇのかテメェはっ!!」