Novel-Juvenile Talk

□過大評価。
1ページ/2ページ

過大評価ですよ。
過小評価しろってか?





「いーたんは凄ぇよ、このアタシが言ってんだぜ?間違いないだろ?」

「全然凄くないですよ」否定する僕。「潤さんのは過大評価なんです」

「んな事ねぇっつーの。何?いーたん?このアタシに反発するってか?卑屈になって楽しいですか?いーたんはマゾですか?マゾなんですか?」

「痛いのは嫌いです」

「アタシだって嫌いだ。んなもん好きな奴いねぇよ。リスカする奴は痛みが好きなんじゃねぇ、傷が恋しいだけなんだ」

「良く解りますね」

「アタシを誰だと思ってやがんだ?いーたん」

「哀川さん」

「アタシを名字で呼ぶなって何回言いやぁ解んだよ、お前。アタシを名字で呼ぶ奴は敵だけだ」

「…ごめんなさい」

「んむ、良い良い。で話を元に戻すとな、例えいーたんに対するあたしの評価が過大評価だとしてもだ!何の不都合があるんだ?言ってみ?」


次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ