Novel-Guilty 2

□isolation
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正しく一目瞭然だ。自分だけには笑顔を見せず、極力関わろうとしない。元々受け身気質の塊の様なカイだが、自分に対しては極端過ぎる程に避けまくっていた。

いつも冷ややかな眼で一瞥し、その直後に興味をなくした様に視線を外して何事もなかったみたいに平素の状態に戻る。

良い印象を受けられないのは、当たり前というものだろう。

「女みたいだよなぁ?腰なんかあんなに細くて…抱き締めたら折れそうだぜ。試してぇー!」

「あの青い眼が乱れるのも見てぇよな…」

「つーかよ、下の方の締まり良さそうじゃね?我慢出来ないぜ絶対」

「はははっ!てめぇらはっきり言い過ぎだ!気持ちは解るけどよぉ!」

「なぁ」

俺が席を立ちそいつらの所に歩いていって声を掛ければ、連中は眉を顰めながら見返してきた。

「ああ?悪名高いバッドガイじゃ…がぁっ!」

ごきぃ、と。
派手な音を立てて詰め寄ってきた男の顔がテーブルに激突した。相当強くぶつけてやったので、鼻血ぐらいは少なくとも出しているだろう。

周りに座っていた男達やその他の奴らも驚いた眼を向けてくる。俺は構わず、言葉を吐いた。


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