機動の書庫 三号舎
□愛〜重〜
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初めてアンタを見た時、あの人がいるんだと思った
けど、アンタは違う人だった
「ニール…」
「おいおい、俺はライルだって…」
「あ、いや…すまない…」
隣にいる、あの人とは別な人
解ってはいても、心ははやりあの人へ…
「刹那…お前が、ニールを愛していたのはわかるよ」
「ら、いる…」
「けどな、俺はあいつの代わりなんて、嫌だね」
解ってる
あの人の変わりに、貴方にすがっている事くらい
悪いと、思っていても…
「俺は、嫉妬深いんだ」
「…?ライル?」
「あいつを、忘れさせてやるくらい愛してやるよ」
ニールには無かった、タバコの匂いがふわりと降りてくる
「俺は、あいつ以上にお前を愛してる」