勘ルル連載

□チェンジング!1
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「もし、互いの身体が入れ代わったら?」


それた本当に、他愛もない話だった。




例えばの話




呼んでいた本に栞をしてぱたりと閉じる。

ちらりと視線をやるとルルーシュも本を読み終えた後だったらしくぱたりと本を閉じていた。


「一昨日シャーリーから借りた本にそんな話があったから、なんとなくだ」

「…ふーん」


そういえばそんなやり取りが生徒会室でやっていたような気もする。

とはいえ、どちらも現実主義なのでそんな非科学的なこととは思ったが退屈しのぎにはなりそうだ。


「僕と君が?」

「ああ、もし入れ代わったら」

「…ふむ、じゃあまず枢木含む君を傷付けた他多数をその姿で徹底的に、完璧に二度と君にそんな馬鹿なことをいわないように牽制しておこうかな」

「今後の俺のメンツに関わることはお願いだからやめてくれ」

「えー、じゃあ…普段君にしてもらえないようなことを、いろいろ?」

「何する気だ!?」

「だから君がしてくれないようなこと」

「人の身体を弄ぶようなことはするなよ!?」

「………」

「返事をしろ!」


完全に顔を青ざめているルルーシュには申し訳ないが自分の身体がそんなことになったら多分何もしないわけがない(←)

変な方向に素直になってきた自分の頭がそう告げる。


「…なら、ルルはどうなの?」

「……俺?」


半分意識を反らす為の質問に、ルルーシュはぱちくりと目を丸くした。




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