おはなし
□HENTAI☆
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「嗚呼おはよう」
「今日も素敵だね」
「ふたりの作業にはもってこい、違うか?」
「…冷たいじゃないか、無視するなんて」
うちのチームには、まごうことなき変態さんがいらっしゃって
わたしがアジトにやってきて、ソレに会えばいつでも、
変なことを言い散らしてくる
ふたりの作業てなんだよ
仕事のペアになる気はないぞ
毎度頭の可哀相なやつだなあ、と思いながら振り向いてあげる
そうすると
「あぁ…今日もディモールトいい表情だね!
オレを哀れんで仕方がない顔だ!
その顔…大好きだ」
ぞっと体中の毛が逆立った
どうしたらよいものだろうか
たとえナマゴミやゴキブリを見るような目で見たとしても
「いい!その蔑んでやまない目……ディモールト ベネだ!」
なんていう羽目になる
心なしか息も荒くなっているようななっていないような
気持ち悪いだけだから
護衛チームに貰ってほしいなあ と
常々思っている
「これ君が買ってきたパン? 食べてもいいかな いいだろ?」
うぜえなあもう……
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