おはなし

□faith
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今日はナターレということで、プロシュートの家でディナーをご馳走になりました
パスタも、サラダも、デザートに出てきたプティングも、みんな美味しかったです
向かい合って、一緒にたくさんお話も出来ました 本当に、久しぶりでした
(でもですね)
今日一日ずっと首から提げていたロザリオを外し、テーブルに置きます
ダイニングを抜け出してリビングに入り込み、ソファに座りました
体重でぎゅっと沈みます …ちょっと太りました? うーん、なんとかしないといけません
それを見て追いかけてくるプロシュートがわたしの横に座ります
嗚呼とっても近くって、暖かくて、素敵な匂いがして、ドキドキします
頭を撫でてくださる手、とっても好きですよ


「ねえプロシュート、つまるところ」
「ん?」
「神様はいらっしゃるのでしょうか」


すぐにわたしの口には一本指が当てられました それ以上言ってはダメだということです
主は信じていなければ救われなくなってしまうのですから、疑ってはいけないのです
でもわたしは止められなくなってしまいました ああ、お許し下さい 今日という日に限って!
言葉を遮った手を、両手で包み込んでどかします 言わせてください


「いらっしゃったら、プロシュートはこんなお仕事していないはずです
もっとわたしとも会えるはずです
もっと前から会えていたはずです
もっと幸せなはずです 貴方も、わたしも」
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