短編小説

□好きだと言ってよ
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今日もいつもの帰り道にいつもの時間そしていつも一緒に帰る、幼なじみ何もかわらない

「ねー退きいてよ!」

家が近いから結局一緒に帰ることになる別にいやなわけじゃない

むしろ嬉しいんだ

「また沖田さん?」

「またとかいわないでよねー」

「はいはい」

こうやって毎日きかされるのも辛いんだぞ。でもあまりにも幸せそうに話すから、それにとびきりの笑顔つきで

もう、聞きたくないなんていえないよ

「もう本当に好きっ!告っちゃおうかな?」

「昨日もいってたよ」

「そうだっけ?」

「うん」

「とにかく沖田が好きなんだ本気なんだよ?」

わかったよ、もう

「明日俺も協力するから」

お人好しにもほどかある

「ほっ本当に!?ありがとう!!」

その笑顔は反則じゃない?

そうやって君が幸せそうならかまわないよ俺は、お人好しにでも何にでもなれる

だから、だからね少しだけでもいいんだ

好きだと言ってよ


(お人好しにばっかなってたらつかれちゃうね)








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曖昧な夜明け。様へ
:)梅川アンジュリナ
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