枯れそうなスミレ
□０２
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私はクラピカの後ろについて行った。
ぶっちゃけ道とか全然わからないしね。ここ私の世界じゃないし 普通に。
……ってよく考えたらさ。
私これからどうしたらいいんだろうね？てか現実では私の体どうなってるんだろ？
ココは絶対に現実じゃないと思うからＧ・Ｉみたいにこっちに移動なんてしないと思うし…
……じゃあ何？私教室のドアらへんで寝てるの？
えっ！ちょ…それやばいって!!!
成績１なうえみんなの前で居眠りっすか!?
もう絶対あっちになんて戻るもんか…。
こっちは…こっちにはキルアとかクラピカとか幻影旅団のシャルとカフェイタンとかがいる世界なんですよ？？
心残りなことなんてやりかけのゲームとお気に入りの夢小説がまだ完結してなかったこと以外ない!!!!!
あと家族や友達のことも…
って結構心残りだよ。自分どうしよう。
どっかにトリップで出てくるような私を“手違いで移動させましたー！”みたいなやつ出てこないかなぁ？
えっと使者みたいなやつ。
“あ！まさかあなたが！”“よく気づいたな。私が……”
みたいな展開にならないかなぁ…
そうしたら大体いろんなことわかってくるのになぁ…。
手違いで…とかならなんか納得できる？けど…。
あ！そうかクラピカか!!!クラピカが私を導いてくれる使者なのね？
って……あれ…？
クラピカが……いない。
『とかなんとか言っちゃって!!!どこかに隠れているんでしょ？』