□柔らかい時
1ページ/4ページ





さらさらと風に吹かれてなびく金色。

いつもは横でくくっているのに、今日は無造作に下ろしたままの髪。

さらさらとなびくその金色をやんわりと掴んだ。


「何?」
「いえ、何でもないです。」
「……。」


軽く睨まれた。

そんな貴方も可愛いと思ってしまう。私は病気なのではないだろうか。
そう思いながらも彼の髪を梳いて遊ぶ。


,
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ