本編

□キタムラ・・・!
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まさか・・。まさか、知ってる訳無いよな・・?
オレは厚みのある防音扉を開けた。
中は段差は低いが階段席になっている。その一番奥の席に並んでオレ達は座った。
狭い・・。
作り付けの机と一枚板の椅子が余計にこのオトコをでかく感じさ せる。
ワタヌキは肘をついてオレをぶすくれた顔で睨んでいる。
オレはチラリとだけ見て、視線を前に向けた。
怖エェ〜、見れねーよ!
かなり気まずい雰囲気。自分の呼吸の仕方も忘れそうだった。
暫くして、フーとため息が聞こえて、ワタヌキの手がオレの首に回 される。
引き寄せられて、唇が触れる前に舌が入ってくる。
初めから切羽詰ったようなキス。
舌を絡ませて唇を合わせてると、もう何も考えられなくなってきてた。
もういいや。好きにしろよ。
体の力を抜くと、なんとなく、なんとなく押し倒される。
ここで?大丈夫かよ・・?こんな隠れるとこ無いとこで・・。
案の定、ワタヌキの手がベルトに掛かる。
「センパイ・・・」
「黙れよ」
耳朶を噛まれ、首筋を舌が這う。
あ・・・、なんか、これって・・・アレっぽい・・。
アレ。
セックスっぽい・・、やばいって。
だけど、オレにこのオトコを止める術なんて無い。
どうやったて適わないんだから。
だけど、反射的にその手を押さえてしまう。
こんな風に触られる事に慣れてない体には、抵抗がありすぎる。
「センパイ・・ッ」
裸の胸と胸を合わせて、キスされた。その間に腕がセンパイのタイで縛り上げられる。
わかってて許してる。いいよ。縛っても。何したっていいよ。
アンタがそれで納得するならシテいい。
そう思っても、恐怖が立つ。視界が曇って何も見えない。
そこに、
ワタヌキがやさしいキスを落とす。瞼を閉じると紅く燃えてるようだ った。
目が熱い。
ワタヌキの唇が再び、降りていく。体中を探るように、調べつくす様に、舐める。
乳首を吸われたのなんて初めての経験だった。
キュッと摘まれて、ヒリヒリと痛くなった乳首を、今度は舌でやさしく嘗め回される。
左右の乳首がヒリつく頃にはオレのチンポは涎を垂らしていた。
触られたくて疼いてた。
だけど、ワタヌキは体を引いてしまう。オレは大きく息を吐いた。
快感を逃すために。
その時オレのケツにスルっとワタヌキの指が挿れられた。
「ウァ!・・・センパ・・ィっ・・ヤダ。それ、ヤダよ・・」
「ゴムつけてるからヘーキ。深呼吸しろ」
そんな無茶な・・。オレの頭も体も訳が分からない状態だった。
それを察してか、オレのチンポをワタヌキが咥えた。
「ンン!!」
途端に力が抜ける。
ゆっくり舐め上げられながら、指もゴムのオイルの助けでズルズルと侵入してくる。
自分のケツ穴が無理に開かされたせいでヒクヒクしてるのがわかる。
苦しいのに、チンポは気持ち良くて、感覚が麻痺してくる。
グリッ。ワタヌキの指が何か押し上げるような動きをした。
「んんんーーーーー!!」
ボタッとチンポから雫が垂れる。その鈴口をチロチロと舐められて体が仰け反った。
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