番外編

□オオセトレイ。
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大きな犬。
オレの前に立ち塞がるように寝転ぶ犬。


日本語がヘン?
ヘンって言われても、オレの頭ン中じゃ別に困んないし。

オレは、レイ。

オオセト レイ。17才。上稜高校の2ネンセイ。
走るの大好き陸上部。
もち華の短距離100専門。
コンマ1秒を争うバカげた競技。
コンマ1秒ってどんなモンか知ってる?
あ。
って言うより早いんだぜ?
一等賞以外は必要ないってヤツだよナ。
っていうか一等賞取れないとキモチワルイ。
ムカムカする。
そんな時思うんだよ。オレって走って走って走りまくって、走るために生まれてきたんだなって。




だけどサ。
それだけじゃマンゾクできないタカンな時期?
走るのも好きなんだけど、オレ、オトコをヤるのも好きなんだヨね。
うん。セックス。
サイコー。
マジ気持ちイイから。



そんなオレの最近のハマリ。
レッスン1(わん)。生徒会長をオトせ。

昨日。
「会長。お迎え」
生徒会室の扉が開いて、カネダがにこやかにエスコート。
おずおずと出てくる会長。三年のセキナ リョク。
「まーた、なに失敗しちゃったワケ?会長」
「し、してない。失敗してないっ」
会長はオレの目を見つめて首をフルフルッて振った。
「でも、カネダはお怒りらしいぜ?」
な?と180cm以上あるカネダを見上げると、カネダは、すっかり地に戻った顔で会長を見下ろした。
「テメェ会計報告の時、居眠りしてやがっただろーが」
「え。・・だって、あんなの、聞いててもわかんないもん・・オレ」
「最終チェック入れなくちゃなんねーアンタが寝てて誰がOK出すんだよ。レイ、マジでオトせよ!」
「え、それはオレ色に染めとけってコト?それとも気絶って意味?」
「死ぬまでヤれ」
そのセリフに思わず噴出した。
が、会長の方は真っ青。
「サルのオナニーじゃねーんだから・・。」
(サルにオナニーを教えると死ぬまでヤるらしい)
「とにかくキッチリ仕込め。」
カネダは生徒会室の鍵を閉めると、じゃあな、と去った。

二人きり。
生徒会室のドアの前。

チラと見ると、会長はまだ真っ青な顔でサブバッグを握ってる。

コレをカワイイって思うのは反則?
まぁね。
甘やかしちゃ、お仕置きになんねーもんな。

「会長。行くよ。大丈夫。今日はイタイのナイナイ」
笑って、会長の頭を撫でると少し安心したのか、オレに目を合わせてくる。
クルリと回りそうにデッカイ会長の目ン玉。

舐めてみたくなった。

会長のオデコに手をやって、親指で瞼に触れる。
「うっ何?」
ビクつく会長。
「会長、動かない」
そっと口を寄せて、ペロリと下から上へ舐める。
「わーーー!!」
「フーン。別にしょっぱくないナ」
「舐めたっ目、舐めた〜〜っっヘン!へんな感じ!」
会長はゴシゴシ目を擦った。
「カワイイ」
手を繋いで歩き出す。
「今日は何シようかな」
泣いてるコをなぐさめてるみたい。
オレが泣かしてるんだけどネ。
会長ってすぐ泣いちゃうからさ。
ついつい甘やかしちゃいたくなる。
だって会長、モロ好みなんだも。オレ、この顔大好き。
この泣き顔、大大大好きっ
だから泣かせたくてイジワルしたくなる。
チンポ縛ったり、噛んだり、バイヴ最強にしてピストンしたり、ベッドに縛り付けて放置したり、タマ、グリってやったり・・・泣きそうなコトは全部やった。
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