龍様の小説庫

□彼の軍服
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『彼の軍服』







朝目覚めて・・・

いつも感じるはずの・・・

隣に寝ている彼の温もりがないことに気づき・・・

ベッドから体を起こし・・・

周りを見回してみる・・・

そこは・・・

愛する人の部屋・・・

キラの部屋だ・・・

その時・・・

私は何も身につけてないことに気づき・・・

思わず顔を赤める・・・

いつものことであるけど・・・

体を求め合い・・・

お互いに愛を確かめながら・・・

愛する人の温もりを感じた・・・

―『愛してる』

その言葉が・・・

今でも頭から離れない・・・

体が熱くなるのを感じる・・・

すると・・・

シャワーの音が聞こえてきた・・・

おそらくキラが浴びているのだろう・・・

そこで・・・

椅子に掛けてある・・・

彼の軍服が目についた・・・

手を伸ばして・・・

それを掴み・・・

私は素肌の上に・・・

そのまま羽織ってみた・・・

彼の軍服は・・・

思っていた以上に大きくて・・・

ブカブカだった・・・

だけど・・・

彼の温もりを感じることができる・・・

彼の匂いを感じることができる・・・

とても安心する香り・・・

しばらくすれば・・・

キラはシャワーから戻ってくるでしょう・・・

私のこの姿を見て・・・

彼がどんな反応をするのか・・・

思わず顔が緩んだ・・・





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