復活

□きーりにゃ
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こんにちは。##NAME2##こと沢田##NAME1##です
私は今、散歩ついでに少しいつもより早く学校に行っている途中です
少し考え事をしていたらいつの間にか並中に着きました。久しぶりに…屋上にでも行ってみようかな?

キィ
屋上の重い扉を開け足を踏み入れ、梯子を上る。吹き抜ける風を心地よいと思っていると、さっき開いた扉が開く音がした
扉を開けたのは三角巾に腕を通したクラスメイトの山本武君
なんだか彼の周りはどんよりしている。ため息が多い。そんな彼をじっと観察しているとまた扉の開く音がした
山本君の友達(?)達だ・・・

「おい山本!こんな朝珍しく屋上に来るなんて珍しいじゃないか。けっこう探したんだぜ」

「それにその腕どうしたんだ?練習しすぎて折っちまったか?」
すこしふざけた感じで呼びかけるクラスメイトだが、山本君はその言葉で悲しそうな顔をした。そして…

「…俺…死のうと思う…」
その言葉に私を含めその場にいた山本君以外の人が驚いた

「な、なんでだよ!!」

「わるい冗談だろ!!」
山本君の言葉が信じられないのか話しかける男子達

「本気だぜ…それに…お前等には悪いけど…野球の出来ない俺に生きる意味なんてないからな」
何故…死のうとするの?
クラスメイトを呼びにいった男子が皆を連れて戻ってきた
これをいい機会に私は、その場から扉に向かい1階に急いで降りる。その時…

「何を急いでいるんだ?##NAME2##」
見慣れた赤ん坊が話しかけてきた

『クラスメイトの山本君が…飛び降り自殺をしようとしてるの…クッションか何かを…用意…しておかないと…大変な事になる…』
説明をしている私の前をお兄ちゃんが走っている。…もしかしたら…

『…リボーン一つお願い事をして良い?もしお兄ちゃんと山本君が落ちてきたら…お兄ちゃんに…死ぬ気弾を撃って欲しいの…その後は…何とかするから…』

「わかったぞ」
リボーンの承諾の言葉に安心し私は中庭に降りた。そして体育倉庫から分厚いマットを急いで取り出したの…すこし大きいけど…なんとか間に合いそうかな?
落ちてくるであろう場所にクッションを設置した

「うわぁぁっ」
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