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懺悔は冷めた浴室で
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「…っ、んっ…!」
「なぁ、何でだよ…何で政宗に抱かれたんだよ…っ…」

元親は自分の胸の痛みを判って欲しいと言い、元就の胴体や脚を蹴り飛ばすと、浴室の冷たいタイルの上に押し倒す。
元親のことが嫌いになった訳じゃないし、政宗のことが好きな訳でもない、本当に魔が差しただけ。
久し振りに街で再会し、食事をした後、何となくそういう雰囲気になってホテルに入ったことを正直に話した途端、それまで優しかった彼の態度が急変した。
乱暴に服を脱がされ、散々蹴られた後、冷めた床に押し倒された。
元親は逃げられぬよう身体に跨ると、シャワーで元就の顔に冷水を浴びせる。

「…っ…んんっ!やめっ…くっ…!」

話そうとすれば情け容赦なく冷たい水が口の中に入り込み、呼吸困難に陥ってしまう。
きつく閉じ、顔を逸らせば、元親にひっぱたかれ、強引に唇をこじ開けられる。

「ほら、苦しいだろ?」

大きく頷くも、水責めが終わる気配はない。
冷たさと痛さで殆ど感覚のない頬を打つと、何を思ったのか元親はシャワーヘッドを上ではなく、下の口に押し込んだ。

「いゃぁああぁ…っ!!」

勢い良く自分の体内に注がれる水。
涙を流しながら謝罪するも、元親は口元を歪ませたまま、それを更に奥へと押し込む。

「…苦し…いっ…腹が…も、あぁっ…!頼むっ、これを抜け…っ…!」
「抜けじゃねぇだろ、抜いて下さいだろうが!!」

泣きじゃくる元就に対し、そう怒鳴ると、水でぱんぱんに膨れた腹を踏みつけた。
悲鳴を上げた元就の其処から、シャワーヘッドと共に大量の水が勢い良く吐き出される。

「……っ…」
「俺のが欲しいか?なぁ?」
「…ほ、…欲しいっ…」
「欲しいじゃねぇ!誰に向かって口きいてんだよ、テメェは今日から犬だ、俺の飼い犬。主人に対しては丁寧語だろ!」

髪を掴まれ、自分の体内から流れた水に顔を押し付けられながら、元就は恐怖に震える声で彼の陰茎をねだった。
浴室の床が一段と冷たく感じる。
どんなに体内に放たれた元親の白濁が熱くても、身体は冷めたままで、元就は政宗に抱かれたことを酷く後悔した。



END.

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