激情に燃える紅玉(庭球CP有り)

□アタック☆チャンス
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榊「そうです先生。何か欲しい物はおありで?」
「別に何も…」

榊「貴方にもブラックカードを用意しようか?勿論私の名義です。」
「破産したくないんで要りません。」

急に何言い出すねん…。俺がそんな安い人間やと思ったか。甘い。

榊「豪邸だって買ってあげますよ。」
「掃除が大変なんで要りません。」

榊「毎食フレンチだって、できますよ?」
「自分和食派なんで…」

榊「ガーデニングし放題の庭だって…」
「あんまり広いと迷子になるんで要りません。」

榊「レディボーデンを店ごと買い占める事も…」
「いや、腹痛くなるし…」

あーもう…うるさい。しつこい。うざい。
もう、パセリでブーケでも作って口に突っ込んでやろうか。



なおも喋り続ける榊先生。
俺の目の端に、紅茶の入ったポットが映る。
もし俺に竜崎先生ぐらいの度胸があったら、とっくにぶっかけていただろう。




約2時間にも及ぶ対談の末、ようやく解放された。
かの氷帝学園の榊先生に話しかけられたという事で、しばらく俺は羨望と冷やかしの的となる。






こちらは氷帝サイド。
侑「監督どこ行っとったんですか?跡部が怒ってはるわ」
榊「ああ。少しだけ大阪にな。気になる人が居たもので…」
侑「ふーん。…で、成功したん?(ニヤニヤ)」
榊「いや、今回はほんの挨拶にな。」
侑「なんや…」


そうです。今はまだ挨拶程度。
しかし、いつか必ず貴方を連れて帰ってやりますからね。
榊太郎、四天宝寺中学に行ってよし!!!!





来るなああぁぁ!!!!
byオサム


《END》
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