BT短編1

□すれ違う視線
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今日も、ライヴステージの片隅で、俺はギターを弾くんだけれど…










。すれ違う視線。。。










最近、俺の目の前にいつも同じ女の人が来る
スタンディングだから場所取りがしやすいんだろう

今日も、印象的なほほ笑みを浮かべて、こっちを見ている、名前も知らない君

最初見たときから、目が離せなかった
しばらく、君ばかり見てた



あんまりにも綺麗に
こっちを見るから…










俺を見てくれないかと思う





そう、君が見ているのは








俺の後ろのユータだってことくらい、直ぐに気付いた








どんなに、君の前に居たって、君はユータしか見ていない

ユータが、君を見ていなくても

俺は、ユータを見てる君みたいに、君を見てた















柄にも無く、ライヴの度に客席に君を探して、俺は、ひたすら視線を送る








いつか








君が俺を見てくれると








そう信じて










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