妄想の小部屋

□コンサート企画(中,木,剛)
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どんっ。
「いたた…」

前を歩いていた木村が突然止まったもんだから、後ろを歩いていた剛は木村にぶつかってしまった。

「ごめんね。木村くん。」

しかし木村の返事はない。ただ一点をじーっと見つめている。

「どうしたの?」

剛も木村の目線の先を見つめる。そこには人目を気にしながらこそこそと楽屋に入る中居がいた。
何してんだろ、と剛が呟くと、木村が子どものような顔をして、見てみようぜ、と中居の楽屋へ向かう。

「あ、待ってよ。」

置いていかれそうになった剛も慌ててついていった。
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