短編集

□コワイロヘンゲ
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それは3日前の話


名無しさんが来て
一週間がたった

わかったことがある
キミはお寝坊さんだということ

そしてまだ寝ている

それがまた可愛いと
思ってしまう俺も重症だ

でも 名無しさんが起きないと
俺は暇だーーー



ドンドンドン


ん。客か?
とまだらを見る。


「ーーーあの、ごめん下さい」

まだらは はいはい というように
声をかける

まだら「はい?何でしょうか」

「ぜひとも“声色遣い”のお力を拝借したく来たのですが」

まだら「少々お待ち下さい・・・ーーーッフグ」

ガタンガコ・・・ガ

「あ…あの?もし」


鳥声「コホン。ーーー失礼。残念ですが ただ今 依頼は受け付けておりません。お引き取り下さい」

「そんな...話だけでも聴いて頂けないでしょうか」

鳥声「お・ひ・き・と・り 下さい」

まだら「もう!」

ガラ

まだら「どうぞお入り下さい」

いってェ...なんか投げてきた
あーあ。
まだらが扉を開けてしまった

「で、でも今君が」

まだら「いいえ、それを言ったのは 僕じゃありません。

まったく鳥さん

僕の声で

適当に変なこと言わないで下さい」

鳥声「いってェ...ランボーすんなよまだらくん

だって
めんどくさそうだったんだもん」

思い詰め具合が...
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