短編集
□アヴェク・トワ
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小さいときからおばあちゃんに
まじないを聞いていた
【大きな力が出たときは、運命の人にキスをしてもらいなさい】
そうするとどうなるの?
【その力はおさまるから】
ほかのひと じゃダメなの?
【他の人では駄目よ。運命の人だけ】
そのひとはどこにいるの?
【それは貴女が見つけなさい】
みつかる?
【時が来れば見つかるわ。でもこのことは誰にも言っちゃ駄目】
どうして?
【どうしても。わかったかい?】
うん!あたし、いわない!
【良い子。私の名無しさん】
久しぶりに懐かしい夢を見た
今、私は大学生になりました
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