短編集

□コワイロヘンゲ
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「鶯..........鶯.....」


鶯「お父さま....」



「そうだよ、起こして悪かったな」


鶯「お父さまが来て下さるなら 鶯はいいの....」


「ここの所ずっと忙しくてね、やっと時間が明いたんだ」


鶯「無理なさらないでね、鶯は大丈夫だから


鶯はお医者さまである
お父さまが


とても自慢なので...」



「ありがとう、鶯


おやすみ、いい夢を」







老若男女
あらゆる人間の
声を真似

その人を演じる


声色遣い 鳥声


それが俺の商売だ








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