短編集

□アヴェク・トワ
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由利「名無しさん〜鏡 貸して」

『はい』

由利「ありがとう。いつ見てもこの鏡いいよね!お祖母さんからの贈り物だっけ?」

『そうだよ〜』

おばあちゃんから貰った鏡
首からぶら下げられるように
紐がついてある小さめの鏡

由利「そういうのいいよね!羨ましいよ」

『ありがとう!大切な鏡なんだ』

肌身離さず持っていなさいと
言われ続けていたので
ずっと持っている

この子は由利
私の幼馴染みであり親友

私は大学生になったと同時に
一人暮らしを始めた
新しい生活がスタートするんだ

そう思っていた

違う意味で新しい生活に
スタートしてしまった


その始まりはこの後に起こった



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