短編集
□アヴェク・トワ
3ページ/5ページ
由利「名無しさん〜鏡 貸して」
『はい』
由利「ありがとう。いつ見てもこの鏡いいよね!お祖母さんからの贈り物だっけ?」
『そうだよ〜』
おばあちゃんから貰った鏡
首からぶら下げられるように
紐がついてある小さめの鏡
由利「そういうのいいよね!羨ましいよ」
『ありがとう!大切な鏡なんだ』
肌身離さず持っていなさいと
言われ続けていたので
ずっと持っている
この子は由利
私の幼馴染みであり親友
私は大学生になったと同時に
一人暮らしを始めた
新しい生活がスタートするんだ
そう思っていた
違う意味で新しい生活に
スタートしてしまった
その始まりはこの後に起こった
.