復活短編
□夏祭りで
1ページ/1ページ
「あ・・・わたあめ」
隣から聞こえてくる可愛いらしい声
今オレはクロームと夏祭りに来ています
「わたあめ欲しいの?・・クローム?」
オレの袖を掴んで、わたあめを見つめている浴衣姿のクローム
ちなみにクロームがオレの袖を掴んでるのは決して物をねだる為ではなく、無意識に掴んでいるらしい
そんな仕草がまた可愛いらしく感じてしまう
「うん・・・」
「じゃ・・・おじさん、わたあめ1つ下さい」
「あいよ、嬢ちゃんよかったね!いい彼氏さんで、感謝してあげなよ」
「!!」
屋台のおじさんのいきなりの言葉にオレは驚いた
「うん・・・ボスは誰よりも優しいから・・・ボス?ありが」
オレはその場の空気にたえられずクロームの手を引いてその場を去った
「ボス?・・・」
「花火のいい場所を思い出したんだ、そこに行こう!」
「花火?・・・」
「うん、綺麗だから一緒に見に行こう」
「うん!・・・」
夏祭りで
君とひと夏の思い出を
.