復活短編

□夏祭りで
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「あ・・・わたあめ」




隣から聞こえてくる可愛いらしい声




今オレはクロームと夏祭りに来ています


「わたあめ欲しいの?・・クローム?」




オレの袖を掴んで、わたあめを見つめている浴衣姿のクローム



ちなみにクロームがオレの袖を掴んでるのは決して物をねだる為ではなく、無意識に掴んでいるらしい




そんな仕草がまた可愛いらしく感じてしまう




「うん・・・」



「じゃ・・・おじさん、わたあめ1つ下さい」




「あいよ、嬢ちゃんよかったね!いい彼氏さんで、感謝してあげなよ」



「!!」



屋台のおじさんのいきなりの言葉にオレは驚いた




「うん・・・ボスは誰よりも優しいから・・・ボス?ありが」



オレはその場の空気にたえられずクロームの手を引いてその場を去った



「ボス?・・・」



「花火のいい場所を思い出したんだ、そこに行こう!」



「花火?・・・」



「うん、綺麗だから一緒に見に行こう」



「うん!・・・」




夏祭りで




君とひと夏の思い出を




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