復活短編

□大切なモノ
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私は最近よくボスのお家に遊びに行く






勿論行くのは気まぐれで、なんの約束もなしに私はボスのお家に行く
もちろん迷惑なのは分かっている、けど何故か体がそこに向かってしまうの




最初はただ、犬がうるさくて行く宛もなく、街をふらついていたらボスに会って、それでたまたまお家にお邪魔したの




そしたら、ボスは扱いのなれてないはずの私を楽しませようと色々なお話しをいっぱいしてくれたり、私の話しを聞いてくれたりしてくれて、それが私はとっても嬉しくて、嬉しくて・・・




たぶん・・犬や千種が私とあまり喋ってくれないのもあったからそのせいですごく嬉しく感じたのかもしれない



そう・・私には、友達、話し相手がいなかったのだ、だからボスと会話していてとても楽しかったの






だから、それ以来私は毎日とはまではいかないけど、毎週一回はボスのお家に行くようになった





もちろんボスは優しいからこんな私でも快く迎えてくれる、だから通うのをやめられないのかな?それともただ私が淋しがり屋だから?





たぶん違う・・・きっと私はボスに恋をしているのだ






私は今まで恋愛感情が芽生えたことは一度もないからよくわからないけど、きっとそうなのだ







だって!ボスの笑顔や声を聞くたびに心臓の鼓動が早くなるだもん!それにとても温かい気持ちになれるの・・・優しい気持ちになれるの・・・こんな感情を抱いたのなんてボスが初めて






だから私は今日、この気持ちを伝えようと思う






例え、それが叶わぬ恋だとしても






そして、今日も私はボスのお家に向かった
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