□君には甘い
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***


「やっ…もぉ…無理っ…ああんっ!」

「無理じゃない…っだろ?まだ出てくる…」

「ひっ…あっ…ん!」



もう何度目か判らない程、吐き出された欲は二人の体を汚し濡らしている。
了平のを受け入れてるそこは動く度にグチュグチュと音をさせ、恭弥の太ももを伝い流れていく。


「んっ…あ…もぉダメぇ…」



了平の膝の上に跨り、体の力が入らず了平に身を預けたまま、息を乱す恭弥。了平は恭弥の中から自身を抜くとゴポ…と音を立て大量の白濁液が流れ落ちてくる。


「やっ…あ、あん…やだぁ…///」



恭弥は流れ落ちる感覚にも敏感になり、腰をもぞもぞとさせる。



「掻き出してやるから」


了平はそう言うと、片手で器用に恭弥を支えて空いている手で恭弥の中に吐いた欲を掻き出した。その間も恭弥はビクビクと小さな刺激に体を震わす。


「大体出したけど、残りは風呂でな」

「うん…」



了平がポンポンと背中を叩けば、少し落ち着いたように恭弥は息を吐いた。



「風呂入れるからちょっと待ってろ」

「うん…ありがと」



落ちていた上着を掛けてもらい、了平の後ろ姿を目で追うと視界の隅に入ってきたのは書きかけのレポート。

それを一枚手に取ってみると、明らかにおかしなところで文章が止まっていた。
恭弥はため息を吐いたが、すぐに小さく笑った。


「僕ってつくづく了平には甘いなぁ…」




小さく呟かれた言葉は、優しく甘い空間に溶けていった。





end
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