□唐なたの側で
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もう太陽が高く昇ったころ、目を覚ますと隣には愛しい恋人の姿があった。
いつもなら朝早くにロードワークに出かけているはずが、今日はまだ、ベッドの中で夢の世界をさまよっているよぅであった。

「そっか……今日は……」

昨日は了平の任務が終わり数ヶ月ぶりに会うことができた。加えて若きボンゴレのボスが余計な気をきかせてくれちゃって今日は僕も了平も任務が入っておらず、ゆっくり出来る時間ができた。

久しぶりの再会に、僕達は我慢できず、空が明るくなり始めるまで愛を確かめあった。

長い任務の疲れもあり、了平の疲れもたまってるんだろぅと思い、目が覚めた時には了平の好きなものいっぱいの朝食(もう昼だけど…)を作ってあげようかなと思い、腰が痛むのを我慢しながらベッドから下りようとした。

そしたら突然腰に腕が周り、再び僕はベッドに引きずりこまれ、強く抱きしめられた。

(なんで寝てるのに、僕が出て行くのわかるんだろ……これも本能なのかな)

そんなことを考えていたが、了平の腕の中が気持ちよくて、もう少しこのままでいいかなと思えてきた。

「了平ごめんね。好きなもの作ってあげられないや」

了平の唇にキスを送り、了平の胸に体を預け、僕は再び眠りについた。


END
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