文
□刀ヲ独占欲
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きっかけは一つの電話だった。
金曜日の夜、俺は雲雀の家に泊まりにきていた。恋人同士である俺達は、やはりというかなんとなくそうゆう雰囲気になり、俺は雲雀を引き寄せてキスをした。
「ん………。了平…」
雲雀の潤んだ瞳をみて、今度はもっと深く口づけた。
「んん…んぅ……ふぁ…」
緑たなびく〜並盛の〜〜
そのままパジャマのボタンに手をかけようとしたとき、雲雀の携帯から着信を告げる校歌がながれた。
雲雀は無視しようとしたがなかなか鳴り止まない電話にしびれを切らし電話に出た。
「……もしもし。何?こんな時間に」
雲雀の話しぶりを聞いてると、どうやら相手は雲雀の師匠だとかゆう金髪の男のようだ。俺はどうもあの男が好きになれない。初めてそれを感じたのは以前雲雀のことを名前で呼んでいたときだ。
電話はなかなか終わらず、この男に雲雀との時間を邪魔されて、俺はだんだんイライラしてきた。
「まだ何かあるの!?……あっ」
俺は雲雀の手から携帯を奪い取り、電話を切った。そのまま携帯を放り投げ、雲雀をベッドに押し倒すと強引に唇に噛みついた。